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2025.05.18

国際会議に出席しました(ASPACC 2025)

2025年5月18日~22日の日程で,15th Asia-Pacific Conference on Combustion (ASPACC2025)がシンガポールで開催されました。当研究室では博士課程2年(D2)の末松くんと今村の2名が参加し,2件の口頭発表と1件のポスター発表を行いました。末松くんは国際会議でのポスター発表の経験はありますがオーラルはデビュー戦!発表前はずっと練習に励んでいました。そのかいあって堂々とした発表ができました。研究トピックとしては,可燃性ガスの着火性を評価するための指標としてよく用いられる消炎距離という物理量が,測定に用いる実験装置によって影響を受けるとされているのですが,それがどの程度なのかを詳細な実験によって定量的に明らかにした結果を報告しました。そのほか,カーボンニュートラル達成のために期待されている脱炭素エネルギーである水素/アンモニア混合燃料について,着火後の圧力上昇など燃焼威力に関するものを口頭発表しました。また,水素/アンモニア混合燃料の最小着火エネルギーの測定に関する現在の研究の進捗をポスター発表しました。いずれも大変反響高く,さらなる進展を期待しているといわれました。このように当研究室での研究は世界的にも注目されているようです。ご興味のある方はご一報ください。

【口頭発表タイトル】

1) J. Suematsu, N. Kawashima, S. Komatsu, T. Imamura, Dependence of the quenching distance on the plate diameter of an electrode

2) Y. Seto, J. Suematsu, Y. Ohno, M. Kawahara, T. Imamura,  Characteristics of pressure rise and flame propagation of hydrogen/ammonia/air premixture

【ポスター発表タイトル】

1) T. Imamura, J. Suematsu, N. Kawashima, S. Komatsu, Correlation of minimum ignition energy with quenching distance of hydrogen/ammonia blended fuel in air